はじめに
今回は2020年2月28日(金)公開の「スケアリーストーリーズ 怖い本」の記事になります。
代表作に「ヘルボーイ」などがあげられ、また2018年に「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー賞を受賞した映画監督ギレルモ・デル・トロが、幼少期にトラウマを植え付けられた児童書シリーズ
「スケアリーストーリーズ 怖い本」(原題:Scary Stories to Tell in the Dark )
を原作にホラー映画化。
原作の「スケアリーストーリーズ」は1981年にアメリカの児童書として出版され、児童向けにしてはあまりにも怖すぎる内容と挿し絵から、大人達から大クレームを読んだ問題作であり、結果アメリカの図書館で禁書扱いとなり700万部以上の大ベストセラー小説。
関係ないけれど児童書籍で禁書といえば
はだしのゲン
なんかも生々しい過激描写が原因で、どっかの県教育委員会が禁書に指定したというニュースがあったりなかったり…
過激と言えばこの場面は名シーンw
こりゃ禁書にもなりますわ…
話は逸れましたが児童書籍の「スケアリーストーリーズ」シリーズは日本でいうところの「学校の怪談」が一番近い感じですね。
(※以降映画「 スケアリーストーリーズ 怖い本」のネタバレが含まれるので、ネタバレNGの人はご注意ください。
あらすじ
ハロウィンの夜、町外れの幽霊屋敷に忍び込んだステラたちは地下室で一冊の本を見つける。ページを開くとそこには噂に聞いた怖い話の数々が綴られていた。作家志望のステラはこっそり本を持ち帰るが、翌日から仲間がひとり、またひとりと消えていく。のどかな町で起きた不可解な失踪事件。彼らの身を案じていたステラたちは、本の余白ページにひとりでに文字が浮き出て、新たな物語が書かれていくのを見てしまう。しかも主人公は消えた仲間たちで、それぞれが“いちばん怖い”ものに襲われる物語がそこにあった。毎夜新たに綴られる怖い話―。彼らはどこへ消えたのか?次の主人公は誰なのか? “怖い本”からはだれひとり逃げられない─
https://scarystories.jp/
怖いクリーチャー達(ネタバレ)
・かかし男
興味本位で幽霊屋敷からデスノート(呪いの本)を持ち出した主人公の少女ステラ
そんなノートを眺めていると中に新しい物語が書き込まれている事にステラは気付きます。
そこには
ハロルド(被害者:トミー)
と書き込まれています…
この物語最初の被害者はいじめっ子のトミー、実家が農家のトミーは父親にどやされて死亡フラグビンビン立てた状態で真夜中の農園で作業をさせられます。
勿論、そこには「かかしのハロルド」が突っ立っていました。(その前にトミーは「かかしのハロルド」を友達と一緒にバットでぶん殴ったりして忌み嫌ってたりします。)
案の定トミーはかかしのハロルドに恨みを買ってか、ハロルドに農園内で追いかけ回されるのでした。
しかし、トミーの逃走も虚しくかかしのハロルドによって熊手で腹わたをブチ抜かれて死亡します。
そのままトミーはかかしのハロルドによって人間かかしにされてしまうのでした…
その後町ではトミーが失踪して大騒動
トミーの失踪とデスノートの内容から主人公のステラは
「ノートに書かれた事が現実になる?このノートやばいんじゃね??」
と疑い始めます。
・親指ない男
トミーに続けてデスノートはステラの友達オーギーについて起こる悲劇を書き連ねていきます。
オーギーの身を心配したステラはオーギーに連絡するのでした。
「オーギー、何も食べたらあかんで!」
「なんの冗談だ?w」と信じようとしないオーギーはステラの忠告を無視して冷蔵庫の中のシチューを食べてしまいます。
そのシチューの中には何と「足の親指」が入っていて、オーギーはそのまま親指を食べてしまいましたw
しかもシチューの中には指やら目玉がゴロゴロ入っているという具沢山のシチュー…
すると突然
「誰が親指を盗んだんや〜!!??」
と女ヒョロ長ゾンビがオーギーを襲ってきます。
逃げ惑うオーギーですが案の定オーギーはヒョロ長に捕まって行方不明に…
ステラ「やばい!やばい!このノートやばいww」
・ニキビ蜘蛛
またもやステラの持つデスノートに新しい物語が更新されます。
今度はルースがやばい!
って事でルースの元へ向かうステラ
時すでに遅し、そしてルースのほっぺには大きいニキビが出来ていました。
そこから大量の蜘蛛が出てきてルースはパニック状態に…
「いやあああああああああ!!」
ルーシーは殺される事こそ無かったものの超絶にトラウマな目に遭わされます。その後病院に運ばれました。
・青白い女
このデスノートはヤバイって事で元々の本の持ち主サラの過去から謎を探るべく、ステラ達は昔サラが強制的に入院治療させられていた病院に侵入し、サラのカルテを調べようとします。
とその時デスノートが更新され今度はチャックが襲われる物語が始まります。
チャックは青白い女に恐怖の追跡を食らうのでした…
・グニャグニャ男
その後チャックを残して病院内に侵入した罪で警察官に逮捕されたステラ達は警察署に拘留されます。
勿論デスノートも没収されてしまいました。
ステラはノートを没収されていて内容を確認できないまま、無情にも今度はステラと一緒に捕まったラモンの物語が始まります。
身体グニャグニャな怪物がステラ達を襲います。
ついでにこのグニャグニャ怪物に警察官はサクッと殺されてしまいますw
手抜きネタバレ・結末
この映画の大まかなネタバレとしては、かつて多くの子供達が毒殺された過去がある曰く付きの幽霊屋敷で、毒殺の犯人と疑われのちに自殺したサラという女の子の「呪われた本」を主人公のステラが見つける事で悲劇が起こって行きます。
亡くなったサラの怨念は凄まじく、デスノート(呪いの本)によって次々と仲間がクリーチャーに襲われていき、中には行方知れずになる者もいる状況。
その後デスノートの謎(サラの過去)に迫っていく過程で、どうやら昔多くの子供達を毒殺したとされるサラは無実で、犯人はサラの家族であるという事が判明します。
色々あって幽霊やらに追い詰められたステラ達は最終的に呪いの張本人にであるサラの亡霊にご対面「子供達を殺したのは貴方ではなく、犯人はあなたの家族である」と言い、世間にこの事実を伝えるとステラはサラの亡霊に約束します。するとサラの怒りは収まり襲いかかっていたクリーチャー達も消え去りました。
その後ステラは約束通り「サラの真実」を世間に広めるべく本を執筆、さらには未だ行方が知れないオギーとチャックを見つけ出すとステラは決意するのでした…(おわり)
まとめ
ホラー映画「スケアリーストーリーズ 怖い本」の正直な感想としては
まあまあ面白かったw
と言った感じですね…
映画前半の呪われたデスノートに物語が書き連ねられて、それが現実に起こり子供達が襲われるという最初あたりのドキドキ感は良かったものの後半はそれに飽きたというかダレた感じが否めない…
それとやっぱり原作がキッズ向けのホラー小説という事もあってか、今作のレイティングはPG-12
直接的なグロ描写も大して無いので、ただ見た目だけ恐ろしいクリーチャーが子供を追いかけるだけの映画になっている点が少し物足りないと感じてしまいましたw
やっぱり副題に「怖い本」とそのまま付けてしまうあたりお察しだったか?…
けれどこの中でも病院内でチャックを追いかける青白い女は普通に怖かったです。
今作は結局はキッズ向け映画で少し物足りないとは言ったものの、この白い太った女クリーチャーは子供向けには刺激がきついトラウマ級のビジュアルw
こいつの見た目に関しては文句の付けようがありません。
色々と含めて今作「スケアリーストーリーズ」の評価は星5個中…
星3つといったかんじ
ある意味ホラー映画の王道的ポイントを押さえた教科書的作品でもあるので、我が子をホラー好きに育てたい絶賛子育て中のお父さんお母さんにオススメできる映画「スケアリーストーリーズ」是非ご覧ください!(無理矢理締める
以上フカザワでした!